中学・高校入試赤本

誤記/誤植情報

中学校別入試対策シリーズ

南山中学校女子部 (2026年度受験用)


解答解説

2025年度 第1回

●48ページ [国語 大問1の問五]

解説・解答に誤りがございました。下記の通り訂正いたします。

【解き方】

(誤)問五.「何かを成し遂げたいから,情報を集める,というのではなく,単にやるべきことがなくて退屈だから,スクリーンを見ている」という行為により,「退屈だから食べ始めて,それでまた退屈している」という構造に陥るとある。こうした構造に陥る背景には,「情報化」とは別に「自らの欲望を見失い,目標をつくることが難しくなった時代のニヒリズム」という問題があると述べた筆者が,「自由を保障する社会の一般条件」が上がるだけ上がった結果,「何をしたいのか分からなく」なり,欲望や目標が持てなくなると説明していることをふまえてまとめる。

(正)問五.「何かを成し遂げたいから,情報を集める,というのではなく,単にやるべきことがなくて退屈だから,スクリーンを見ている」という「目的なき情報収集によって,そのプロセス全体に意味を感じることができなく」なり,「退屈だから食べ始めて,それでまた退屈している」という構造に陥るとある。こうした構造に陥る背景には,「情報化」とは別に「自らの欲望を見失い,目標をつくることが難しくなった時代のニヒリズム」という問題があると述べた筆者が,「自由を保障する社会の一般条件」が上がるだけ上がった結果,「何をしたいのか分からなく」なり,「欲望は行き場を失う」と説明していることをふまえてまとめる。

【答】

(誤) 問五.自由を得て目標を失い,それゆえ感じる退屈を持て余さないように情報を収集し続けるが,そこに目的がないため意味を感じられず再び退屈するから。(68字)

(正) 問五.自由が保障された社会では欲望が行き場を失うため,目的のない情報収集の過程に対して意味を感じられない状況から抜け出すことができなくなるから。(69字)

●48ページ [国語 大問1の問七]

解説・解答に誤りがございました。下記の通り訂正いたします。

【解き方】

(誤)問七.筆者は,「退屈だから食べ始めて,それでまた退屈している」ような「目的なき情報収集」を,「食傷精神が陥って抜け出せなくなっている状況」だと言いかえたうえで,「退屈した精神の食傷」と「ニヒリズム」は「隣り合わせ」だと述べている。また,「ニヒリズムの本質は…世界それ自体が無意味なのではなくて,世界を見ている〈私〉に目標をつくりだす能力が欠けている,ということ」だとするニーチェの考えを取りあげた後で,「退屈した食傷精神」に陥って目的のない情報収集をするときは「情報を見ている〈私〉に目標をつくりだす能力が欠けている」と述べているので,「情報」そのものが「無意味なのではなく」,情報から「目標をつくりだす」ような「欲望」が生まれていないという考えであることをとらえる。

(正)問七.筆者は,「退屈だから食べ始めて,それでまた退屈している」ような「目的なき情報収集」を,「食傷精神が陥って抜け出せなくなっている状況」だと言いかえたうえで,「退屈した精神の食傷」と「ニヒリズム」は「隣り合わせ」だと述べている。また,「幸福な人とは…楽しみ・快楽をもとめることができる人である」という國分功一郎の言葉を引用した筆者は,「楽しさ,快楽,心地よさを得ることができる条件」として「自由が基礎的な権利として保障されていること」をあげ,「自由は幸福の根本条件なのである」とまとめている。

【答】

(誤) 問七.ア・

(正) 問七.ア・

●49ページ [国語 大問2の問七]

解説・解答に誤りがございました。下記の通り訂正いたします。

【解き方】

(誤)問七.お慶の連れてきた子どもが,かつて自分が「いじめ」ていた,「女中のころのお慶によく似た顔」をしてこちらを見ていたので,そのころの行いを思い出し,「逃げるよう」にその場をはなれていることをおさえる。

(正)問七.「金銭のこと」で思い悩んでいた「私」が,「絵のように美しく並んで立っていた」お慶の家族に対面した後に,「心のどこかの隅で,負けた,負けた,と囁く声が聞こえて」いることに着目する。

【答】

(誤) 問七.

(正) 問七.

●49ページ [国語 大問2の問九]

解答に誤りがございました。下記の通り訂正いたします。

(誤) 問九.(は)幸せそうなお慶たちと落ちぶれた自分を比べくやしがる(気持ちが言わせたものであり,は)えらぶっていた自分を評価する言葉からお慶たちの温かさや善良さを感じて胸を打たれ,心が洗われた(気持ちが言わせたものである。)(25字・46字)

(正) 問九.(は)幸せそうなお慶たちと落ちぶれた自分を比べくやしがる(気持ちが言わせたものであり,は)お慶たちの様子を見て感激した「私」が,負けを認めたことで,これから前向きに生きようとする(気持ちが言わせたものである。)(25字・44字)